SERIES
シリーズ解説
夜の創造性は無限大
考え方が重視される「現代アート」
夜というテーマの掛け合わせで無数に出てくる答え
シリーズ化という行為を通じて考えやヴィジュアルを整理し、育み
そして「心照らす光」へと繋げる
あなたのお気に入りの シリーズ作品と出会ってみよう
その他のシリーズ
FLASH
雷になって
現代アート界に浸透しつつある「文脈主義」から誕生したシリーズ
雷は私たちの祖先から畏れられ崇拝の対象にしていた光
琳派の風神雷神図屏風が未だに多くのアーティストによってオマージュされる
ように雷は私たちのDNAの中に特別な存在として刻み込まれている
美しくて、でも恐くて、ちょっとエキサイティング
自分がその存在になって見る現代の世界はどんな風なのだろう
落ちた時に見えた世界が優しかったらどんなに素敵だろう
BOMB
光の暴力を優しく変換したかった
夜の街で質量を伴った光が僕の目に入ってきて
頭の中が殴られるような時がある
その背徳的な事象の中にある忘れられない景色
その暴力を優しく変換して描こうと
一連のパラダイムシフト(劇的な出来事)を
BOMB と名付けた
2019年に原型の「Midnight Bomb」 が誕生し
深化を重ね橘川裕輔の代名詞へと進化した
光に淡いグラデーションが施され
現実世界よりもインパクトのある色調になっている
To The Bright Side & Brism
神様の視点を借りたかった
夜の景色は人類の創造物の集合体
上から見下ろす象徴的な景色は
もはや人知を超えた存在が見る景色かもしれない
To The Brightsideと、そこから派生したBrismという2つのスタイル
2者に違いはそれほどは無いが、
前者はランドマーク的な建物に焦点が当たり
後者は空や全体の雰囲気の調和がメインとなっている
(Brismは縦構図も多い)
Stream
優しい風になって
自分がもし風になれるのならどんな景色を見るだろう。
風は人間よりも大きい。
だららきっと視野も広い。
ならあえてゆっくりと遠くまで行って
街を一直線に見て見たい。
Industrial
無骨×幻想が織りなす世界
夜の美しさは背徳感を内包している
その矛盾を極限に引き出すために
無機質な人工物と幻想的な空を掛け合わせた
FACE
同時並行で見る複数の夜
現代を生きる私たちは
同時進行の情報処理に慣れている
映画は字幕付きで見て
テレビはワイプ画面にタレントが映り
zoomで大勢と会議する
夜の情景と
マルチタスク
現代社会が作り出した2者の親和性を模索したシリーズ
初期は人の顔や象徴的な夜景に別の世界観を組み合わせたため
Face と名付けられた
AND MORE
その他のシリーズや実験中、休止中のシリーズなど
Get Lost
迷子(GETLOST)。それは街と同価値になること。
自身が街を探索する時に意識することの一つ。
その感情をGETLOSTと名付けた女性(水波咲 みなみさき)
に投影し、フォーマットを模索中のポートレートシリーズ
2020年、世界はバグった。バグの代名詞はレトロゲーム。
現実世界のバグと仮想空間のバグがクロスオーバー
BUG
絵の世界を広げるための実験により誕生したネオンガール
SNSでプチバズりしたことにより現在展開を模索中
なおネオンガールの光る洋服は橘川の手作りし、モデルが着用。つまり実在の女性である。
Neon Girl
一つの光が作り出す世界をテーマにしている。まだ1作しかないものの評価が高く、シリーズ展開をする予定であったが同時期に誕生したBOMBシリーズのヒットにより、生産休止中
Sauce
Memory
2019年の主力シリーズ。欧州の伝統的な風景とテクノをイメージした
色調を掛け合わせた緻密な描写と鮮やかな色彩が魅力
Non Series
シリーズというプラットフォームが足かせになる時は、オリジナルタイトルを描き下ろします